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肌をよい状態に保つために、部屋の加湿が必要だとはよく聞く話。
でも、一体室内の湿度がどれくらいになると加湿が必要なのでしょうか。
そこで、室内の湿度について調べてみました。
また、部屋の加湿の方法についても書きます。
肌にとって理想的な湿度とは
肌にとって理想的な湿度は40~60%です。
40%以下になると目や肌、のどなどの乾燥を感じるようになります。
ただ、60%を超えると、ダニやカビが発生するようになります。
ですから、湿度を上げればよいというものではありません。
また、湿度には少し気をつけなければいけないことがあります。
それは、相対湿度と絶対湿度の違いです。
天気予報などで「今日の湿度は55%」と言われると、結構高いから安心します。
でも、実は安心できないことがあるのです。
冬に乾燥を強く感じるのは
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ウェザーニュースの2018年10月25日の記事によると、湿度には相対湿度と絶対湿度があります。
相対湿度とは
そのときの気温における飽和水蒸気量に対する空気中の水蒸気量の割合〈%〉)
です。
東京の6月から10月末頃までの相対湿度は、80%前後で大きく変わらないそうです。
それに対して、
空気中の水蒸気量を示す「絶対湿度」(1立方メートルに含まれる水蒸気の質量〈g〉)は、
9月中旬あたりから明らかに低下する
とのこと。
夏から秋の変わり目に肌がひりひりして皮膚科に行くことが、2,3年続いたことがあります。
肌が乾燥しているんだと思い、寝る時に濡れたタオルを部屋に干すようにしました。
その後は、肌がひりひりすることがなくなりました。
9月中旬あたりから絶対湿度が低下して、肌によくない影響を与えることは実感しています。
また、湿度は室内の温度が上がると低下するそうです。
私の住んでいる地域の昨日の湿度は60%ありました。
これだけ見ると、部屋の加湿は必要ないと思いましたが、一応加湿していました。
外の湿度が60%くらいあっても、油断はできません。
室内で暖房を使って温度が上がると、室内の湿度はそれよりはるかに低くなるとのこと。
昨日は暖かかったのでそれほど暖房を使用していませんでした。
でも、まだしばらくは注意が必要です。
湿度計で室内の湿度をチェック!
外の湿度がどうであっても、やはり室内の湿度をチェックすることが欠かせません。
私は湿度計を持っていないのですが、今どのような商品があるのかを調べてみました。
湿度計単独ではなくて、温度計と一緒になっている商品が多いですね。
1. タニタの温湿度計
体重計でおなじみのタニタの商品です。
タニタの温湿度計はいくつか種類があるようです。
最も人気があるのは以下のお手頃価格の商品です。
*Amazon
タニタ 温湿度計 時計 カレンダー アラーム 温度 湿度 デジタル 壁掛け 卓上 マグネット グレー TT-559 GY
商品価格: 1,608円(2020年3月現在のAmazonの価格)
商品の寸法: 3 x 7.5 x 13.5 cm
製造国: 中国 電池式で、単4形の電池が1個付属しています。
マグネット、壁掛け、置型の3wayで使用可能。
室内の温度と湿度が表示され、快適のレベル(乾燥・快適・不快)が顔のイラストで表示されます。
時刻表示もあり、アラームもついています。
手頃な大きさ、価格で使いやすそうな商品です。
シンプルな表示なのも好ましいです。
2.ThermoProの温湿度計
先ほどご紹介したタニタの温湿度計より、コンパクトサイズで価格も安い商品です。
*Amazon
ThermoProサーモプロ 湿度計 温度計 温湿度計 湿度計室内 大画面 コンパクト 顔マーク 壁掛け 卓上スタンド マグネット TP-49
商品価格: 999円(2020年3月現在のAmazonの価格)
商品の寸法: 高さ6.6×幅5.5×奥行き1.5cm
生産国: 中国
電池式で、単4形の電池が1個付属しています。
マグネット、壁掛け、置型の3wayで使用可能。
温度と湿度の関係から、快適さのレベルを顔マークで表示。
快適さのレベルは3段階あります。
3.dretecの温湿度計
インフルエンザや熱中症の危険度目安を、オレンジ、赤、青のランプで知らせてくれる商品です。
商品価格: 1,109円(2020年3月現在のAmazonの価格)
商品の寸法: 1.8 x 10.3 x 10.3 cm
単4乾電池2個が付属しています。
スタンドと壁掛けフック穴(ストラップは別売り)がついています。
加湿の方法
部屋の湿度が40%を切る場合には、加湿することが必要です。
加湿の方法についても調べてみました。
加湿器
私はこれまで加湿器を使ったことがありません。
加湿器のなかに、カビが生えるのがいやだからです。
エアコンもそうですけど、カビが生えた加湿器から出た空気を吸うのはちょっと・・・と思います。
それで、私が加湿器を買うとしたら、カビが生えにくい商品を選びます。
加湿器には超音波式、気化式、ハイブリッド式、スチーム式があるそうです。
カビが生えにくいという点で言うと、スチーム式がお勧めのようです。
お湯を沸かして加湿するので、カビの心配が少なく、加湿力が一番高いとのこと。
ただ、電気代はスチーム式が一番かかります。
お手入れが2ヶ月に一度でよいというのはメリットですね。
スチームタイプの加湿器を販売しているのが象印マホービン。
*Amazon
象印 加湿器 2.2L 木造6畳/プレハブ洋室10畳対応 スチーム式 蒸気式 フィルター不要 自動加湿3段階 お手入れ簡単 ホワイト EE-RN35-WA
木造6畳、プレハブ10畳用の2.2Lサイズの商品です。
商品サイズは24×26×27.5cmで、本体重量は2.3kg。
約27時間連続で加湿可能。
水タンク一体型で、容器にはフッ素加工が施されています。
汚れがつきにくく、お手入れが簡単です。
Wセンサーが湿度を自動で調節してくれます。3段階の自動加湿。
部屋の湿度がわかる湿度モニターもついています。
カビが生えなくて、お手入れも簡単ならば、加湿器を使ってもいいかなという気になってきました。
濡れたタオルを干す
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加湿器を持っていない私は、部屋に濡れたタオルを干して乾燥対策をしています。
タオルは毎日洗えば、カビや汚れの心配もないです。
それに、なんと言ってもお金がかからない(笑)。
濡れたタオルの水分が空気中に蒸発していくため、加湿できます。
注意すべき点もあります。
- 大きめのタオルを使う
- 自分のできるだけそばに干す
タオルは意外と乾くのが早いです。
フェイスタオルよりは、バスタオルを使用したほうがよいでしょう。
また、自分のそばに干した方が効果が高いです。
まとめ
今回は、常々疑問に思っていた湿度や部屋の加湿について調べてみました。
まとめると、
- 湿度には相対湿度と絶対湿度があり、肌への影響を考える時には絶対湿度の変化に注意が必要
- 室内の温度が上がると湿度が低下する。暖房の使用時には特に気をつける
- 湿度計で部屋の湿度をチェックする必要がある
- カビの発生を抑えるには、スチームタイプの加湿器がお勧め
- 濡れたタオルを部屋に干して加湿するには、大きめのタオルを自分の近くに干す
湿度が自分の肌に与える影響は日々実感しています。
乾燥を強く感じる冬は終わりましたが、まだまだ注意します。