いらすとや
私は今ビタミンのサプリを飲んでいますが、そのうちの一つが、ビタミンC・E・Aが一緒になった商品です。

本当はビタミンAだけのサプリを買いたかったのですが、私が買った店には置いていないようだったので、この商品を選びました。
ビタミンCとビタミンAについてはすでに記事を書いたのですが、ビタミンEについてはあまりよく知りません。
この商品には「エイジングを考える方に」と書かれていて、裏面にはビタミンEに関する説明があります。
その説明には、
「ビタミンEは、抗酸化作用により、体内の脂質を酸化から守り、細胞の健康維持を助ける栄養素です」
と書かれていました。
この機会に、ビタミンEとはどういうものか、肌にどういう効果があるのかを調べてみることにしました。
この記事を読み終わると、ビタミンEの美肌効果やビタミンEをどのように摂取したらよいかがわかります。
ビタミンEとは
ビタミンEは脂溶性のビタミンで、4種類のトコフェロールと4種類のトコトリエノールの合計8種類の同族体が知られています。
その同族体の中で最も作用が強く、体内に多く存在するのはα-トコフェロールです。
このため、厚生労働省が定める2015年度版の「日本人の食事摂取基準」では、α-トコフェロールのみを指標にして、ビタミンEの摂取基準が定められています。
成人が一日にビタミンEを摂取する際の目安量は、男性が6.5mg、女性が6.0mgです。
ビタミンEは脂溶性ビタミンではありますが、比較的体内に蓄積されにくく、通常の食事で摂取していれば、過剰摂取が問題になることはありません。
ただ、サプリや薬などでビタミンEを過剰に摂取すると、出血傾向が高まりますので、注意が必要です。
ビタミンEの効果
ビタミンEには抗酸化作用があり、体内の脂質の酸化を防止して、体を守ります。
ビタミンCとビタミンAにも抗酸化作用があり、ビタミンEとビタミンAは細胞膜、ビタミンCは体液中に存在します。
この3種のビタミンは、まとめてビタミンACE(エース)と呼ばれることがあり、それぞれの場所で活性酸素による害から体を守っています。
ビタミンACEは免疫力をアップさせて、風邪予防にも効果があると言われており、肌を健やかに保つ働きもあります。
だから、私が買った商品のように、ビタミンACEがまとめて一つのサプリになっているのですね。
ビタミンEは細胞の酸化を防ぎ、老化防止にも役立ちます。
気になる肌への効果ですが、抗酸化作用があるので、紫外線などの刺激から肌を守り、シミやシワができるのを防ぎます。
また、血行促進作用があり、皮膚の新陳代謝を進めて、メラニン色素の排出を促し、シミやそばかすができるのを防止します。
そのほかの健康面での効果には、過酸化脂質の生成を抑えて、血管を保護することがあります。
さらに、血中のLDLコレステロールの酸化の抑制、赤血球の破壊を防止する効果もあります。
美肌作りにも効果を発揮するビタミンEの摂り方
ビタミンEが多く含まれる食材は以下の通りです。

photoAC
- アーモンドなどのナッツ類
- 植物油
- 穀類
- うなぎ、たらこなどの魚介類
- かぼちゃ
- アボカド
現在の日本人のビタミンE摂取量を見ると、通常の食事で摂取する量で問題はないようです。
ビタミンEは光に弱いので、食材の保存方法には注意が必要ですが、酸や熱には強いので、調理によって失われることはほとんどありません。
過剰摂取に注意しながら、ビタミンEのサプリを利用することもできますね。
ビタミンEと共に摂るとよい栄養素
まとめ
- ビタミンEは脂溶性ビタミンで、体内にはα-トコフェロールが最も多く存在している
- 現在の日本人の食生活では、ビタミンEの過剰摂取や不足が問題になることはあまりないが、サプリや薬を飲む場合には、過剰摂取に注意が必要
- ビタミンEには抗酸化作用があり、ビタミンC、ビタミンAと共に、活性酸素による害から体を守っている
- ビタミンEには、老化防止、血行促進、免疫力アップ、シミ、シワ、そばかすの防止などの効果がある
- ビタミンEはナッツ類や植物油、穀類、魚介類などに多く含まれる
ビタミンEがビタミンC、ビタミンAと一緒になって、「ビタミンACE(エース)」と呼ばれていることは知りませんでした。
いずれも抗酸化作用があるビタミンで、老化防止にも効果があります。
だから私が買ったサプリには、「エイジングを考える方に」と書かれていたのですね。
ビタミンAが摂取したくて買った商品だったのですが、いろいろなことがわかって勉強になりました。
ビタミンに興味をお持ちの方にも、ご参考になれば幸いです!
*ビタミンE以外にも、ビタミンB群、ビタミンC、ビタミンAについて記事を書きました。よろしかったらご覧ください!


