このブログで何度もお伝えしているように、50代で肌断食を始めた私。
50代で始める肌断食については、以前記事を書きました。

肌断食というのは、どの年代の人にとっても、続けるのがなかなか難しいのですが、50代で始めるのならば、特に注意しておきたいことがあります。
今日は、私が考える50代で肌断食を続けるコツをご紹介します。
私が50代なので「50代で」と言っていますが、「40代」でも、「60代」でも、ある程度の年齢になってから始める人は同じ傾向があると思います。
いつも言っていますが、人によって合う合わないはあると思いますし、やめても全然問題はないと思います。
でも、せっかく意欲を持って始めたならば、続けられるといいなと思っています。肌断食を始めて約1年たった今、それだけの価値はあると考えています。
「50代で」とか言われると、「年がいっているから」とか、「肌の変化がゆっくりだから」とデメリットを思い浮かべがちです。
でも、私は、50代で始めることにはメリットもあると考えています。それは、
若い人に比べて、シンプルケアに抵抗のない人が多くなること
です。
一般に、20代、30代の若い女性は、化粧品やスキンケア商品の新商品を試したり、流行のメイクを試したりすることに積極的。
肌のことを考えて肌断食を始めようと思っても、新商品を買って試したり、流行のメイクを楽しむことへの誘惑は強いのではないでしょうか。
友達とも化粧品やスキンケアの話をすることも多いし、友達は普通にメイクやスキンケアを楽しんでいるのですから。
同じ50代でももちろん人によって違いますが、50代にもなると、そういう衝動が収まる人が増えてきます。
長年かけて自分のやり方が定着しているので、友人の話に左右されることもそれほど多くないはず。
心の面では、肌断食という何もつけないケアを受け入れる準備が整っている人が多いと思います。
このようなメリットを踏まえて、50代の人が肌断食を続けるコツは何でしょうか。私は、以下がコツではないかと考えています。
- 肌断食は年齢を重ねてから始めても、効果があることを理解する
- 肌断食をちゃんと理解する
- 変化が起きるには時間がかかることを頭に入れておく
- 肌の乾燥に注意する。遠慮なくワセリンを使う
- ヘアカラーを無理してやめない
1. 肌断食は年齢を重ねてから始めても、効果があることを理解する
人は成果が得られるとわかっていることでないと、なかなか続けられないものです。
肌断食はちょっと特殊なスキンケア方法なので、先に成果がわかっていないと、続ける気持ちが萎えてくることもあるでしょう。
肌断食を始める前に、ある程度の年齢になって肌断食を始めた人の体験談を読むのもお勧めです。
私は肌断食を始めて1年ほどしかたっていませんが、以前もこのブログでご紹介した肌断食すっぴん女さんはもう7年ほど肌断食を続けていらっしゃいます。
「肌断食どっとこむ」というサイトに、肌断食の体験談や美容に関する知識をまとめられています。

この方は30代という若い時期に肌断食を始められたのですが、お母様が60代で肌断食を始められて、肌断食の効果を実感されているそうです。
他にも参考になる情報がたくさん紹介されているので、ぜひ参考になさってください。
また、これも以前ご紹介したのですが、60代で肌断食を始められた平野卿子さんの本も参考になります。

肌断食を始めてから1年経つ頃までの経過を、1ヶ月ごとに書かれています。
猛烈なひりひり感とかさつきに見舞われて、肌断食をこのまま続けていいものかどうか不安になり、専門の先生にアドバイスを求められていて、私もとても共感しました。
そしてもちろん、肌断食を続けることで得られた肌の良い変化についても書かれています。
*楽天books 最新版 肌断食 スキンケア、やめました [ 平野 卿子 ]
*楽天kobo 最新版 肌断食 スキンケア、やめました【電子書籍】[ 平野卿子 ]
2. 肌断食をちゃんと理解する

ぱくたそ(www.pakutaso.com)
肌断食についてちゃんと理解していないと、挫折する可能性が高くなると思います。これは、年代を問わず言えることです。
肌断食に関する知識を得る重要性については、以下の記事に書きました。

やり方についても、スキンケア商品も化粧品も全部いっぺんにやめなければいけないと思いこんで、結局続けられなくなる人もいます。
肌断食を提唱している人たちは、そういうことを言っているわけではないので、誤解しないようにしましょう。
肌断食は自己流にやるのではなく、どなたでもいいのですが、そのようなケアを提唱している方のやり方に沿って実施するのがお勧めです。
やり方の基本を理解して、細部は自分のやりやすいようにアレンジするとよいでしょう。
また、肌断食を始めてから1~2ヶ月くらいの期間に、肌の猛烈な乾燥と角栓の大量発生などの事態に見舞われることは、ぜひ知っておいていただきたいです。

この期間に耐えられなくなって、やめてしまう方が多いです。この時期を乗り越えれば、自分でも気づかないうちに乾燥を感じることが少なくなってきます。
長年スキンケア商品や化粧品でケアをしてきた50代の人は特に、この時期の辛さを感じることが多いと思います。ある意味、長年のケアが仇になるというか・・・。
でも、「肌断食を始めてから1~2ヶ月くらいの時期にはこういうことが起きる」ということを、事前に知っているのといないのとでは、気持ちの面で大きな違いがあると思います。
3. 変化が起きるには時間がかかることを頭に入れておく
2の項目にも関連することなのですが、50代にもなると、肌の変化には時間がかかります。
私が肌断食を始めてから、自分でも変化を感じて、人にも変化を指摘されるようになったのは半年後でした。
若い方は変化を感じるのがもっと早いようです。
あまり言いたくないのですが(笑)、肌のターンオーバーの周期は年齢を重ねるに連れて、長くなっていきます。
ターンオーバーの周期は若い20代の頃は約28日なのですが、30代で約40日、40代で約55日、50代で約75日、60代で約90日です。
ああ、いやですねえ、この数字。ターンオーバーの周期が長くなるので、肌の変化を感じる時期もそれだけ遅くなります。
また、先ほどお話ししましたように、50代にもなると、長年スキンケア商品や化粧品でケアをしてきたため、若い人に比べて肌の状態が悪化していることがあります。
その悪化した状態が改善するのは余計に時間がかかるというわけです。
肌の改善には時間がかかるということも、事前に知っているのと知らないのとでは、大きな違いがあると思います。
4. 肌の乾燥に注意する。遠慮なくワセリンを使う

いらすとや
50代になってから肌断食を始めると、肌の乾燥が本当につらいんです。
肌の乾燥は若い方も感じるようなのですが、年齢を重ねると、その程度がひどくなるのではないかと思います。
乾燥を感じた時は、我慢せずにワセリンを使いましょう。ワセリンを使うことを我慢する必要はありません。
肌に優しいワセリンも、つけすぎると他の化粧品と同じことになってしまいますので、気になる場所に微量をつけるという基本を守った方がよいでしょう。
でも、乾燥する季節には、顔全体に薄く塗る(できるだけ量は少なく)、唇にも薄く塗るということをしてもよいと思います。粉吹きが見られる箇所にも遠慮なく使ってください。
ワセリン以外にも、部屋を加湿したり、水を飲んだりして、乾燥対策をしましょう。
5. ヘアカラーを無理してやめない
50代ともなると、白髪が気になります。私も一般のヘアカラー剤で、1ヶ月半に1度くらい髪を染めています。
肌断食では、一般のヘアカラーはできるだけ使わず、肌への影響が少ないヘアマニキュアなどをするように勧めています。
この機会にグレイヘアに挑戦してみたい方ならば問題はないと思うのですが、私のようにまだ白髪は隠したいと思っている方は、無理してやめる必要はないと思います。
私は現在のところ頭皮や髪に問題を感じていないので、ヘアカラーを続けています。白髪をそのままにしておくと、ストレスを感じるので。
ヘアマニキュアは地肌につくととれにくいので、自分で染めるのは難しいです。
また、ヘアマニキュアは髪の表面を覆うものなので、後で普通のヘアカラー剤で染めたくなった時に、ヘアカラー剤が中に浸透しにくくなります。
だから、私はヘアマニキュアは自分では使いません。美容師さんにやってもらうのはいいですけど。カラートリートメントはどうしても染まりが弱いですしね。
肌断食では湯シャンも推奨されていますが、私はどうしても臭いが気になってしまうので、シャンプーやトリートメントを使う頻度を4日に1回にしました。
「使わなくする」ということが難しければ、使う頻度を減らすことも一つの方法だと考えます。
これが、「基本のやり方を守りながら、細部は自分のやりやすいようにアレンジする」というやり方の一つの例です。
まとめ
ある程度年齢を重ねてから肌断食を始める時のコツをまとめます。
- 肌断食は年齢を重ねてから始めても、効果があることを理解する
- 肌断食というものをちゃんと理解する
- 変化が起きるには時間がかかることを頭に入れておく
- 肌の乾燥に注意する。遠慮なくワセリンを使う
- ヘアカラーを無理してやめない
年齢を重ねてから何かを始めるとなると、どうしても「この年で始めて効果はあるのか」と思いがちです。
でも、この年になったからこそのメリットもあります。事前に情報や予想される事態を頭に入れておけば、心の動揺も少なくなると思います。
肌断食を始めて約1年経った今の段階でも効果を感じてはいますが、これからもこのブログで経過をお伝えしていきます。
私は年齢や肌の性質から、変化が遅いです。そういう人でも肌は変わっていくんだということをお見せできたらいいなと思っています。