いらすとや
肌断食を始めて1年2ヶ月が経った時の記事にも書いたのですが、最近肌の調子が良くて、快適にすごせています。
https://susie0325.com/hdprogress-oneyeartwo/
それはやはり、最近の気候は湿度が高いことが大きな要因だと思います。春先のまだ湿度が低い時は、やはり肌の乾燥を感じていました。
湿度計の数値とにらめっこしながら、濡れタオルを何枚も干したりして、結構大変でした(笑)。
夏の間は湿度が高い日が続くので、肌のコンディションにとっても安心な日が続くと思いきや、ちょっと心配なことが。
そう、それはエアコンによる冷房や除湿。
現在は風呂から上がって、寝るまでの2時間ぐらいエアコンをつけている日もありますが、全くつけない日もあります。
でも、梅雨が明けて、本格的な夏のシーズンが始まったら、もうエアコンなしではいられません。
エアコンをつけると、やはり肌は乾燥するのでしょうか。今日は、エアコンや扇風機と肌の乾燥について記事を書いていきたいと思います!
エアコンで冷房や除湿をすると、肌は乾燥するのか?

photo by すしぱく ぱくたそ(www.pakutaso.com)
結論から言うと、エアコンで冷房や除湿をすると、肌は乾燥します。これは、多くの方が実感されていることではないでしょうか。
エアコンの風に直接当たると、肌の水分が奪われます。風の強い日に洗濯物が速くよく乾くということを考えると、理解しやすいと思います。
ですから、エアコンだけでなく、扇風機やサーキュレーターの風を直接肌に当てないように注意が必要です。
ちなみに、エアコンと扇風機では、どちらが肌の水分量が減少しやすいかという実証実験が行われたことがあります。
皮膚科医の野村有子先生が監修した実験で、最も肌の水分量が減少したのがエアコンで、次が一般的な扇風機だったそうです。
この実験では、最近注目されている「やわらか羽根」の扇風機も使われましたが、「やわらか羽根」の扇風機では、肌の水分量が逆に上がる結果が出たそうです。
風の質によっても、肌の乾燥状態が左右されるということなのでしょうか。そうすると、羽根のない扇風機ならばもっといいのかな?
羽根のない扇風機って使ったことないんですけど、風はけっこう強いのかなあ。
私は一般的な扇風機を使っていて、風をガンガン当てていました(笑)。だって、そうしないと涼しくないんだもん。
これからは風の向きなど、工夫したいと思います。エアコンを本格的に使うようになれば、扇風機の風を直接当てなくてもすみそうですが。
冷房も除湿も、室内の空気に含まれる水分の量が低下して、乾燥を引き起こしますが、その仕組みには違いがあります。
エアコンの製造メーカーであるダイキン工業のホームページには、「空気の学校」という子供向けの解説コーナーがあります。
「空気の学校」では、空気とエアコンに関する様々な項目の説明があり、エアコンの冷房と除湿の違いにも触れています。子供向けだけあって、とてもわかりやすいです。
それによると、エアコンの冷房と除湿の違いは以下の通りです。
- 「冷房(れいぼう)は、部屋の空気の 「温度」を下げることをいちばんに考えた機能(きのう)。暑い部屋から熱を追い出して、 部屋をすずしくする」
- 「除湿は、部屋の空気の 「湿度(しつど)」を下げることをいちばんに考えた機能(きのう)。じめじめした部屋から水分を追い出して、空気をさらさらにする」
当たり前じゃんと思った方もいるかも(笑)。
部屋の空気の湿度を下げることを主目的にした除湿をすると、空気が乾燥するのはよくわかりますが、冷房でも空気は乾燥します。
温度が低くなると、空気が水分を溜め込んでおける限界の量(飽和水蒸気量)が少なくなるので、冷房で室温が下がると、湿度も下がってくるのです。
室内の湿度については、以下の記事に書きました。

少し話がそれますが、エアコンを使うと電気代が気になりますよね。ダイキン工業のHPによると、消費電力が最も少ないのは、除湿の弱冷房除湿だそうです。
この弱冷房除湿は、除湿の際に冷やした空気をそのまま室内に戻す機能です。弱い冷房をかけているのと同じようなものなので、「弱冷房除湿」と言うのですね。
もう一つ、除湿には「再熱除湿」という機能があり、除湿の際に冷やした空気を、寒くならないように温め直してから部屋に戻します。
この場合は温め直すのに電力が必要なので、冷房よりも消費電力が多くなります。
つまり、消費電力の多さの順番は、再熱除湿→冷房→弱冷房除湿ということになります。
ダイキン工業のHPには、子供向けのページだけでなく、一般の人向けの解説ページもありますので、興味がおありの方は読んでみられると参考になると思います。
エアコンが引き起こす乾燥による被害
それでは、エアコンで冷房や除湿をする際に生じる乾燥によって、どのような影響があるのでしょうか。以下の健康被害が生じることが考えられます。
- 肌や粘膜の乾燥
- ドライアイ
- 喉の痛み
- 風邪、感染症
乾燥を防ぐだけでなく、エアコンの風に直接当たらないことにも注意が必要です。
エアコンによる乾燥を防ぐには

いらすとや
まず、エアコンを使う時に気をつけるとよいことがあります。それは、設定温度を高めに設定することと、風に直接当たらないことです。
室温が上がると飽和水蒸気量も増えるため、多少の乾燥対策にはなります。でも、やはり熱中症を防ぐことも大切なので、無理は禁物ですね。
そのほかの対策としては、
- 夏でも湿度をチェックして、湿度が40%を下回ったり、乾燥を感じる時には加湿器や濡れタオルを干すなどする
- 適度に水分を摂って、肌の水分量を増加させる
ことなどが挙げられます。
夏は湿度が高いからと油断せずに、室内の湿度をチェックしましょう。
また、適度に水分を摂ると、肌の水分量が増えて、肌が潤います。また、熱中症対策にもなりますよね。
水については以下の記事に書きました。

まとめ
それでは、エアコンの冷房や除湿と肌の乾燥の関係をまとめます。
- エアコンの冷房や除湿によって、肌は確かに乾燥する
- 扇風機やサーキュレーターの風を直接浴びても、肌は乾燥する
- 乾燥による健康被害には、肌や粘膜の乾燥、ドライアイ、喉の痛み、風邪、感染症などがある
- 乾燥対策には、エアコンの設定温度を挙げること、風を直接浴びないことがある
- そのほか、湿度をチェックして、必要な場合には加湿器を使用したり、濡れタオルを干すことや、適度な水分補給も効果的。
まずは、夏でも室内の湿度をチェックすることから始めたいと思います。
9月末ぐらいからの本格的に乾燥が気になる季節に備えて、肌を整えていきましょう!